夜が明ける
不育症について書く。ただの記録。
特に興味無ければ、この回は飛ばしてくださいませ。
一度目の妊娠。つわりの中、母子手帳を貰いに行く。
9週の大きさで心臓が止まっていた。稽留流産で、手術。初めての全身麻酔。
妊娠した人の10〜15%の確率で流産するらしい。
多くは受精卵の偶発的な染色体異常で、お母さん(お父さんも)は悪くないと言われる。
二度目の妊娠は前回から一年経つ頃。
果たしてこのまま妊娠できるのか、少し焦り始めて、不妊検査をして、排卵日を見てもらって妊娠した。
9週で稽留流産。手術する。
不育症の説明を受ける。絨毛染色体検査を受ける。
胎児の染色体異常であったことがわかる。
不育症の外来がある大学病院に転院する。
検査を受ける。検査は大きく分けて、
内分泌(ホルモン)検査(血液検査)、自己抗体検査(血液検査)
凝固系検査(血液検査)、染色体検査(血液検査)
子宮の形やホルモンの値や血栓と関係する自己抗体、血液が固まりやすい因子があるかどうかを診る。
私の場合は、プロラクチンというホルモンが基準値より少しはみ出たくらいで
これが原因でしょうというのはなく、
受精卵の染色体異常が重なったのでしょうということだった。
タイミング法で、
三度目の妊娠が分かってから、体調が不安定なまま自然流産。
生理周期が長く、排卵に時間がかかっていたので排卵誘発剤を飲む。
ある日、お風呂で乳がんチェックをしていたら一部が張っていて、乳汁が出る。
血液検査をしてプロラクチンが高かったので下げる薬を飲む。
プロラクチンが高いと排卵まで時間がかかるとも言われているので、
プロラクチンの値が下がったところで、排卵誘発剤を飲まずにタイミング法。
四度目の妊娠。無事、出産にいたる。
夫が「どの命にも意味があって天命を全うして帰っていったんだよ」と教えてくれた。
顔を見ることができなかった子たちにも感謝している。ありがとう。
追記、出産した病院で、次回の妊娠を考えたときは念のためプロラクチン検査した方が良いと言われる。